2023年2月1日

カオスエンジニアリング

Harness、カオスエンジニアリングのレジリエンスを統合された継続的デリバリーで強化

Harness Chaos Engineeringは、chaos faultライブラリーを拡張し、Harness Continuous Deliveryパイプラインへのネイティブ統合を提供し、レジリエンス(回復力)を構築・検証できるようにします。

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Harness Chaos Engineering(CE)は、chaos faultライブラリーを拡張し、Harness Continuous Delivery(CD)モジュールとのネイティブ統合を提供しました。これにより、開発者とSREは、ソフトウェアデリバリーパイプラインでアプリケーションの信頼性と回復力をテストし、速度を向上させ、予定外のダウンタイムのリスクを最小限に抑えられます。

イノベーションのスピードに対応し、顧客の信頼性に対する期待に応えるために、企業がますますクラウドネイティブアプリケーションを採用するにつれて、開発者は1日に何度もコードを迅速にリリースできます。これらの急速な変化に伴って、複雑さが増し、チームはシステムの動作方法を理解できなくなり、技術的負債と信頼性指標の変動とビジネスリスクにつながっていくのです。

カオスエンジニアリングにより、チームはクラウドネイティブ環境の複雑さに起因する予期せぬダウンタイムとリスクを防ぐことができます。カオスエンジニアリングを使用すると、開発者は、開発速度に影響を与えることなく、アプリケーションをダウンさせる可能性のあるシナリオをテストできます。

「カオスエンジニアリングは、信頼性と回復力のテストの未来です。障害復旧からトラフィックスパイクの処理まで、考えられるあらゆる種類のシナリオに対してアプリケーションが確実に圧力テストされるための最良の方法です」と、HarnessのHead of Chaos EngineeringであるUma Mukkaraは述べています。「これらの機能をHarness Software Delivery Platformに導入することで、顧客は開発を遅らせることなくカオスエンジニアリングを実装し、システムアーキテクチャーの理解を深めることで開発者の生産性を向上させ、生産インシデントへの対応に費やす時間短縮がさらに容易になります。そして企業は計画外のダウンタイムのリスクを軽減し、優れた顧客体験を提供し続けることができます。」

Harness Chaos Engineeringにレジリエンスのベストプラクティスを組み込む

Harness Chaos Engineeringを使うと、組織は速度に悪影響を与えたり、カスタムツールや複雑な統合を要したりすることなく、ソフトウェアレジリエンスのベストプラクティスを導入、スケーリング、自動化できます。Harness CEは、制御されたシステムレベルの実験の弱点を特定し、将来の障害発生を防ぐために必要な情報を開発者・SREチームに提供します。

Harness CEは、オープンソースのLitmusChaosプロジェクトをベースに構築されたクラウドネイティブソリューションです。Harness CEによって、企業はCI/CDパイプラインにけるガードレールや、それぞれのカオス実験をターゲット環境で実行した際の回復力の定量測定であるレジリエンススコアリングを用いて、カオス実験を自動化できます。その結果、信頼性の問題が検出された場合、デプロイメントは自動的にロールバックされます。Harness CEの業界有数の機能により、企業は数年ではなく数日間で、信頼性と回復力のあるプラクティスを構築できます。

開発者がCEを使い始めるには、トライアルアカウントを作成し、簡単なチュートリアルに従ってインストールすれば、信頼性をテストし、ソフトウェアデリバリーパイプラインに回復力を構築できます。

新しいChaos Faultsは、テスト機能をサーバーレスアプリケーションに拡張します

Chaos Engineering Enterprise ChaosHubは、VMware、AWS、GCP、Azure、Kubernetesとサーバーレスシステムの回復力をテストする92のchaos faultsとして拡張しました。

企業がサーバーレスアーキテクチャーを導入するに当たり、6つのAWS Lambda chaos faultsを追加することで、サーバーレスプロセスが失敗した場合の回復力をテストします。それにより開発者は、適切なエラー処理が行われているかどうか、または失敗したトランザクションの自動回復が実装されているかどうかを理解できます。

フォールトには次のようなものがあります。

ITのダウンによって障害モードが明らかになり、新しいテクノロジーが導入される中、Harnessはchaos faultライブラリーを拡張し続け、顧客がソフトウェアデリバリーパイプラインに回復力を構築できるようにします。

レジリエンスエンジニアリングによる信頼性の高いソフトウェアの構築

Harness CEは、カオスエンジニアリングとCDの統合により、ソフトウェアデリバリーライフサイクルにおける全てのステークホルダーとのコラボレーションを促すContinuous ResilienceTM実現のために、企業を支援します。ネイティブCD統合を備えた唯一のカオスエンジニアリングソリューションとして、Harness CEは、チームがダウンタイムを削減しつつスピードも維持することを可能にします。

SRE、QAエンジニア、開発者は、カオス実験をCDパイプラインに素早く組み込み、中断している間にもシステムがパフォーマンス維持するかどうかを継続的にテスト・検証できます。

各組織は、Harness Chaos Engineeringを次のような目的で活用できます。

  • 開発者がインシデントに気を取られるのではなく、革新と創造を行えるようにすることで、開発者の生産性を向上させる。
  • ビジネスの成長を妨げることなくイノベーションを進めてDXを加速し、競争に勝ち抜く。システムの動作をより深く理解することで、新しいテクノロジーとプロセスをより効率的に実装できる。
  • システムの可用性とパフォーマンスを高め、システム停止に迅速に対応できるように促すことで、カスタマーエクスペリエンスを向上する。
  • システムが障害処理の方法を理解することで、障害を回避します。

Harnessをって、ソフトウェアレジリエンスの構築を今すぐ始めよう

このネイティブCDプラットフォームの統合は、HarnessによるChaosNative Inc.買収とHarness Software Delivery Platformの大幅な拡張の集大成です。お客様は、各モジュールを既存のツールで個別にデプロイすることも、全てのHarnessのモジュールを組み合わせて、Continuous Integration (CI)Continuous Delivery (CD)Feature FlagsCloud Cost Management、Site Reliability Management (SRM)、Security Testing Orchestration (STO)、Chaos Engineeringに渡る強力で統一された最新のソフトウェアデリバリーパイプラインを構築することもできます

組織がどのようにこのプラクティスを導入し、信頼性を向上するかを検討している場合は、デモをリクエストして、今すぐSaaSトライアルにサインアップしてください!


この記事はHarness社のウェブサイトで公開されているものをDigital Stacksが日本語に訳したものです。無断複製を禁じます。原文はこちらです。

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